西方院について

Roots/西方院 縁起

抑も當院の濫觴は 往昔欽明の御宇 佛法渡来し聖徳皇太子 治世安穏萬民豊樂の誓願によりて弘通せしかは 和国の教主とあがめ奉る 于茲善信・禅蔵・恵善の三尼公は 日本僧尼得度の最初にして蘇我大臣の帰依浅からず 皇太子の御乳母として仕へ奉り 御養育に身を捧げければ 太子深く其勤労を嘉し玉ひ かねて磯長の霊地は 御父用明天皇御母君穴穂部間人皇后御妃宮諸共に 御身神鎮まります處と撰み玉ひて三尼公の為めに草堂御建立あって 沈水香木を以て本尊阿弥陀如来像を作り 御自像と三尼公の像をあわせ安置し報恩の志をのこし 永く末世結縁なさしめ玉ふそありかたき 其後 幾多の変遷ありと雖も直ちに旧観に復し 御本尊の霊験 弥新なれば参詣踵を接し香火絶ゆる間なし まことや 谷を隔てゝ霞たなびく御廟に向ひ颯々たる松風の響来て さながら浄土の荘厳を想ふへし 又た 苔蒸す三尼公の卒堵婆に隣れば 千歳の古へを偲ふ便りとなる志かあれば 一度 登院尊像に額つき奉り合掌礼拝する人は 現当二世の利益限りある可らす 況んや 朝暮信心念佛の同行に於ておや

Introduction/当山のご案内

当山のご案内/本尊 開基 創立 詠歌

聖徳太子御侍女三尼公御廟所西方院は、常行念仏最古の道場でお念仏の根源の地であります。
即ち、推古天皇の30年(西暦622年)に聖徳太子御薨去のあと、
月益(蘇我馬子の娘)・日益(小野妹子の娘)・玉照(物部守屋の娘)三姫は剃髪され、
その名も善信・禅蔵・恵善と称されて、太子御廟の前に一宇を建立して、
太子の御遺髪を納め、太子御作の阿弥陀如来尊像を安置して、ひたすら弥陀の西方浄土を
欣求されたとつたえられております。
その御遺徳をしのび、ご縁を結ぶためにお念仏の同行は、宗派を問わず各地から、
お遺髪(毛骨)やお遺骨を当山の納骨堂に納められ、また追善供養として
永代祠堂を納められ、お位牌をおまつりして春秋のお彼岸、太子お会式、お盆、
ご命日に参詣されます。
なお、当山では納骨・永代祠堂(永代供養)の各霊位の日牌・月牌を、
朝夕の勤行において御回向致しております。

お納骨、永代祠堂(永代供養)、ご回向の法要についての詳細は当山寺務所にお問い合わせ下さい。

南向山 西方院

南向山 西方院

〒583-0995
大阪府南河内郡太子町太子1663
TEL・FAX 0721-98-0133

お問い合わせはこちらからどうぞ
お問い合わせ