『方丈記』を読んでみました。
学生時代に(受験勉強で)読んでから20数年。
そう言えば、全文を読んだことがなかったので、あらためて。
鴨長明の生きた時代に多発した「天災」。
当時の人たちはそれにどう対応したのか。
いままでの生活を見直さなければならない今
「質素・倹約」についてもヒントがほしかった。
全編通じてある「無常観」。
仏教者にとっては大きなテーマです。
長明は「世捨て人」のイメージが強かったけれども
人間臭くて・・・それも共感でき、おもしろかった。
古典を読み直すのもいいもんですね。
次は『徒然草』を読むつもりです。
角川ソフィア文庫 本体590円