西方院BLOG

西方院BLOG法楽の間 方丈記

2012.02.21

『方丈記』を読んでみました。
学生時代に(受験勉強で)読んでから20数年。
そう言えば、全文を読んだことがなかったので、あらためて。


鴨長明の生きた時代に多発した「天災」。
当時の人たちはそれにどう対応したのか。

いままでの生活を見直さなければならない今
「質素・倹約」についてもヒントがほしかった。

全編通じてある「無常観」。
仏教者にとっては大きなテーマです。

長明は「世捨て人」のイメージが強かったけれども
人間臭くて・・・それも共感でき、おもしろかった。
古典を読み直すのもいいもんですね。

次は『徒然草』を読むつもりです。

 

角川ソフィア文庫 本体590円